リベラ・メ

(原題:Libera Me/00年・韓国)※R15※
監督:ヤン・ユノ
出演:チェ・ミンス、ユ・ジテ、パク・サンミョン、キム・ギュリ
映画データ(韓国映画とハングル)
命がけで炎から市民を守る消防士達の死闘を描いた映画で、題名の『リベラ・メ』は「我を救いたまえ」という意味のラテン語
最初ちょっとテンポが悪くて間延びしたような感じだったり、「あれ、この人は逃げないの?」ってツッコミ入れたくなっちゃうようなシーンがあったりするんだけど、それをカバーしても有り余る映像でした。映画館で観たらすごかったんだろうな…。
観る前は「韓国版バックドラフト」ぐらいな印象しかなかったけれど、調べてみたらすごいすごい!撮影は消防車両300台。LPガス6トンを投入し火災シーンはCGではなく本物の炎。(ソース1)映画の中に登場する火災は,釜山市の実際の建物で撮影した。しかし,実際のガソリンスタンドを爆破することは不可能だったので,ガソリンスタンド火災だけは,4億円かけてミニチュアでない実物大のガソリンスタンドセットを作って撮影したそう。(ソース2)そんなわけで、火災のシーンは大迫力。俳優さんたちが心配になっちゃいました。
ストーリーは賛否両論あると思うけれど、放火の理由があまりにも悲しすぎて…最後は号泣してしまいました;それでも決して人を殺していい理由にはならないんだけど、小さい頃の事件から15年も経っているのに救われなかったことを思うと切ない…。(T_T) 私も火の中で死にたくない…。
韓国の人名になじみがないからか、どうも登場人物の名前が覚えられなかった;やっと覚えたと思ったら死んじゃうし(汗)、顔も煤けて見分けがつかなくなっちゃうし…と思ったら、一人だけ見覚えのある顔が。『花嫁はギャングスター』のパク・サンミョン(女ボスのだんな役)が出てたよー。いい味出してました。
炎の中に飛び込んでいってもマスクしてないのは、やっぱり俳優さんの顔が見えなくなっちゃうからかな?あの女の子、せめてヘルメットはしようよ、と思いました。

※R15なのでお子様は観られません。ご注意を。(死体とか血がばんばん出てた…;)