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- 作者: 帚木蓬生
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/08/05
- メディア: 単行本
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- 作者: 帚木蓬生
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/07/19
- メディア: 単行本
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「 患者に人気の天才産婦人科医・岸川は、その裏で異常な試みを進めていた。男性の妊娠実験、培養した胎児からの臓器移植…彼が目指すものは何なのか。医療の極限を描く問題作。 」(AMAZON)が『エンブリオ』で、『インターセックス』はその後の話をインターセックス(男女どちらでもない性器官をもっていること)と絡めて描いた医療サスペンス。
続き物と知らずに後編にあたる『インターセックス』から読んだけど、こちらから読み始めても十分話が分かるし、単体でも読み応えのある1冊。殺人事件の謎解きは二の次で、生と性を巡る医療の実態をかいま見ることができてよかった。
『エンブリオ』は…とにかくインモラル。これは遠くない未来の姿なのかもしれないと思うと怖くなった。
どこまで人間が手出しをしていいものなのか。人の命は人が干渉していいものなのか…読み終わった後、色々と考えさせられた。
作者の帚木蓬生は医者なので、タイムリーな医療過誤裁判の話が出てくるなどリアリティがあり、でも分かりやすい。2冊とも一気に読んでしまいました。
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/05
- メディア: 単行本
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シチュエーションが面白そうだと思って読んでみた。
…読み進めるのが苦痛なくらい、面白くなかった…がっかり;
無人島生活で人はもっと変わるんじゃないか。予定調和というかファンタジーというか、想像の域を出ていないのが残念。途中で飽きちゃったのか、終わりは尻すぼみだし、なんだかもったいない。
調べてみたら、戦時中に似たような事件があったとか。「事実は小説よりも奇なり」というけど、こっちの方がよっぽど面白かった。
アナタハン島の事件
http://www.nazoo.org/distress/anatahan.htm
- 作者: 久坂部羊
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/04
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顔を見るだけで病気を当ててしまう医者、生まれつき痛みを感じない男。面白い素材があるのに、扱いきれていない。出てくる女はどうしようもない○○ばっかり。作者は現役の医者だけど、精神障害について知識が浅いのか、おやっ?と思う箇所がしばしば。読み終わってうーむ、欲求不満になってしまった…残念;
- 作者: セシリアアハーン,Cecelia Ahern,林真理子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/08/06
- メディア: 文庫
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愛情溢れる夫の行動に思わず涙がこぼれてしまった。いつ死んでもいいように、遺書を書いたり身の回りを整理しておくのはいいことかもしれない。それから、当たり前に過ぎていく日々を愛する人達と大事に生きること。いなくなってからでは遅いと思うのに、ついつい優しくできなかったりするんだよなぁ…反省;
作者はアイルランド元首相の娘で、今作が処女作だとか。確かにラストで○○なのは微妙なところだったけど、20代後半女性の日常がいきいきと描かれていてフレッシュだった。
翻訳は林真理子。多少手を入れたそうなんだけど、原作とどのくらい違うものなのか読み比べてみたいなぁ。
映画化もされたとか。映画はこのままの話なのかな?