マラソン

監督:チョン・ユンチョル
出演:チョ・スンウ、キム・ミスク、イ・ギヨン
自閉症の20歳の男の子がフルマラソンに挑戦する姿を描いた映画。
なんと実話が元になっているという。エンドロールでそれを知ってさらにウルウルしてしまった。
愛しているけれど捨てたい母親の苦悩と、兄ばかり構って自分を見てもらえない弟。家庭に入れない父。オリンピックにまで出たのに何かがあって走ることを捨ててしまった元ランナー。それらの人物と様々な出来事が絡み合い、きれい事だけを並べるのではなく、とても丁寧に作られている映画だった。
なんといってもチョ・スンウの演技とは思えない自然な演技が素晴らしく、「走るのがとても楽しいんだろうなぁ」と思わせる姿が素敵だった。あの笑顔には思わず「良かったね」と言いたくなるくらい、本当に素敵な笑顔だった。
それにしても、韓国ではあんなに障害者に対して冷たいのか…?通りすがりの人にひどいことを言われたりするシーンを見ていて、映画的に誇張してるのかどうか気になった。
原作は日本でも出版されていて『走れ!ヒョンジン』という題名だとか。早速図書館に予約入れました。
http://www.hf.rim.or.jp/~t-sanjin/chonyunchor_marathon.html
監督来日記者会見
http://www.k-plaza.com/news/interview/interview_20050602.html
セレンゲティ国立公園:ヒョンジンの好きな動物達がいるところ
http://park12.wakwak.com/~takutaku/africa/se.htm