はてなダイアラー絵本百選

bearaerosmith2004-05-20

id:toranokoさんからバトンをいただきました。
大好きな絵本がいーっぱいあって、とてもとても悩んだのですが、誰が読んでも面白いものを、とうんうん1日考えてこの本にしました。

・『あらしのよるに』(木村裕一(文)、あべ弘士(絵)/講談社ASIN:4062528525


ある嵐の夜、ひどい大雨をしのぐために小屋に逃げ込んだヤギ。
そこへオオカミが。
お互い、敵対する同士だと気づかぬまま暗闇で一夜を過ごすことになり、
いろんな話をしているうちに、すっかり仲良くなったけれど…。


食べるもの・食べられるものが同じ小屋の中のすぐそばにいる。
うまい具合にあたりは真っ暗だし、2匹とも風邪を引いていて鼻が利かないし、
盛り上がる会話もお互いに勘違いしたまま進む。
でも、ほんの一言でも自分の正体がはっきり分かることを言ってしまえば
自分がヤギだと、オオカミだと気づかれてしまう。
まるでドリフの「志村、うしろ!うしろ!」みたいな緊張感で
2匹の会話を見守っていくと、
突然大きな雷が落ちて、稲光でピカッと明るくなって…!


…ここから先は、ぜひ本を読んでください。
木村裕一さんのユーモアのある文章に、
シンプルでユニークなあべ弘士さんの絵が想像力をかき立ててくれます。
子供はもちろん、大人も楽しめるお話です。
合い言葉は『あらしのよるに』。


次はリストからid:tzkさんにお願いしたいと思います。m(_ _)m


ps:
この1冊でももちろん十分楽しめますが、
その後の2匹の話は既に6冊出ていて、
さらに今年の夏にはシリーズ7冊目の新刊が出る予定だとか。

・この本の作者:木村裕一HP

・私の読み聞かせ記録:えほんのへや