こんな本を読んだ

bearaerosmith2004-07-08

たまたま立て続けに犯罪関係の本を図書館で借りて読んだ。あぁ、私が今何か犯罪を起こしたら、きっと「だからあんな本ばかり読んで…」って言われるんだろうなぁ…。


・「コロンバイン・ハイスクール・ダイアリー」
ブルックス・ブラウン、ロブ・メリット(太田出版 ISBN:4-87233-836-7)
アメリカのコロンバイン高校で起きた2人の高校生による銃乱射事件。(映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」の事件。)
犯人の2人と仲が良かった著者が事件について書いているドキュメンタリー。
「普通の子」と言われていた2人がどう変わっていったのか考えさせられることが沢山あって、お父さんお母さん、子供に関わる全ての人にぜひ読んで欲しい一冊です。


・「完璧な犠牲者
マクガイア・ノートン(角川文庫)
アメリカで起きた監禁事件。被害者の女性は7年にわたって監禁されていたのに、後年は外に働きに出たり、犯人にラブレターを書いていた。類を見ない奇妙な犯罪に、どう裁判は進んでいったのかを書いたもの。
こんな地獄のような環境で正気を保つには、環境に適応していくしかないのか。ストックホルム症候群とはこういうことなんだなぁ…。


・「十七歳、悪の履歴書」
渥美饒兒(作品社)
最近映画化されて問題になった女子高生コンクリート詰め事件についての本。
正直、読むのはとっても辛い。涙が出たり、気持ちが悪くなったり、恐くなったりするけれど、これが事実…。未成年だからって、許されない。


・「マリー・ベル事件
ジッタ・セレニー(評論社)
68年にイギリスで起きた11歳の少女による殺人事件。現在マリー・ベルは名前を変えて娘と暮らしているが、正常と異常の境目とは何なのか、なぜこういった子供による殺人事件が起こるのか、考えさせられることが沢山あります。