ウォルター少年と、夏の休日

(原題:SECONDHAND LIONS/03年・米)
監督:ティム・マッキャンリーズ(「アイアン・ジャイアント」)
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメントマイケル・ケインロバート・デュヴァル、キーラ・ゼジウィック
父親のいない少年が母親の元を離れ、テキサスに住む大叔父兄弟の家に居候することに。ところがその大叔父兄弟はマフィアや銀行強盗などと噂されていて、どこかに大金を隠しているらしい。ひとりぼっちで見知らぬ土地に連れて行かれ、気むずかしい大叔父兄弟と住むことになった主人公は…。
あああ、予想外に良かった!キャッチコピーにあるようなお涙頂戴ものではなく(そう思ってみると肩すかしをくらうかも(笑))、嘘か現実か分からないけれど信じれば全て本物になる不思議な魔法がかかったお話だった。ティム・バートンの『ビッグ・フィッシュ』も似たような映画だったけれど、あの映画には残念ながら魔法が足りなかった…。
オスメント君、いつのまに声変わりしちゃって!すっかり大きくなったねぇ。でもたまに作り笑いが鼻につきます。(笑)
マイケル・ケインロバート・デュバルのぶっ飛んだ兄弟、いい!!味があるね。荒唐無稽な話も本物に感じられる彼らだからこんな面白い映画が作れたのかも。
ちなみに原題の「SECONDHAND LIONS」は「中古のライオン」という意味で、あのライオンだけでなく、大叔父兄弟のことも意味してるのかな。それにしても、邦題ひどすぎ。何でもかんでも落涙感動物として宣伝するのかどうかと思うよ。
http://www.herald.co.jp/official/s_hand_lions/index.shtml