ホワイトバンド・その3

今朝の新聞にホワイトバンドの全面広告があった。ホワイトバンドの収益金はNGOの活動資金となるのは分かる。だけど、収益金の中から新聞に意見広告を出すのは「???」。
調べてみたら、某大手新聞社では3分の1ページで1千万円とあったので、1面広告でだいたい1〜3千万円前後だとする。NGO以外の書店などで販売されているホワイトバンドは代金の3割(90円)がNGO活動資金として使われるので、単純に計算すると11.1万本〜33.3万本分のお金が今回の意見広告に使われている。新聞の意見広告は金額はかさむけれど、地道なプロモーションよりも効果的という見方も多く、実際多くの団体で新聞意見広告費募金をしているよう。でも、宣伝にお金を掛けないために有名人を利用したんじゃないの?
そもそも今回のホワイトバンド運動は「白いバンドをつけることで貧困問題に関心があるという意思表示」なわけで、大々的にNGO活動の宣伝をするための運動ではないはず。それから、日本版ホワイトバンドの売り上げが直接寄付されるのではなくNGOの活動資金として使うのは、ODA(政府開発援助)による先進国政府から途上国政府への援助よりもきめ細やかで資金の使い道などの透明性が高いからなわけで、ちょっと活動主旨からズレているような…。
ほっとけないキャンペーン公式HPでは、後日明細を発表するとあるのでそれを待つとしよう。
公式HPに問い合わせをした方のブログ→ホワイトバンド問い合わせの件 http://ameblo.jp/tutiryu/entry-10002993943.html