死ぬまでにしたい10のこと

(原題:MY LIFE WITHOUT ME/02年スペイン・カナダ)
監督・脚本:イザベル・コヘット
出演:サラ・ポーリー(アン)、スコット・スピードマン(ドン)、マーク・ラファロ(リー)、デボラ・ハリー(母)、ジュリアン・リチングス(医師)、マリア・デ・メディロス(美容師)、アルフレッド・モリーナ(父)、レオノール・ワトリング(隣人のアン)
17歳でできちゃった婚をした主人公アン。貧しいけれどかわいい二人の娘と優しい夫と共に幸せに暮らしていたが、ある日突然倒れ、病院で検査をしたところ末期ガンで余命僅かだと宣告され…。
とてもたんたんとしていて、無理に泣かせようとしない分余計に切なくて涙が溢れてしまい、一つ一つのセリフも心にじんわりと浸みました。突然命があと僅かと言われ、ショックを受けながらも原題のように自分がいなくなった後のことまで考えるアン。私はアンのように強く一人で旅立てないだろうな…。死ぬまでにしたいことってなんだろう。じっくり考えてみたい。
主人公アンを演じるサラ・ポーリーはもちろんのこと、みんな表情にとても味がある俳優さんばかりでした。中でも気が弱い医師役のジュリアン・リチングスがとてもよかった。ドク・オック(『スパイダーマン2』)が父親役で出てた!ほんの1シーンだけど、いい演技してたなぁ…。
ペドロ・アルモドバルがエグゼクティブ・プロデューサー。
http://www.shinumade10.jp/main.html
(2005-07-13)