クン・パオ!燃えよ鉄拳

(原題:KUNG POW: ENTER THE FIST /02年・米)
監督・出演:スティーブ・オーデカーク
赤ちゃんの頃に両親と兄弟を殺されてしまい、天涯孤独になった主人公が大人になってから復讐するという、昔山ほどあったカンフー映画そのまんまのわかりやすいストーリー。
この映画、ストーリーはどうでもいいんだけど、なんと70年代に作られた無名のカンフー映画を買い取り、1本まるまる使って作ったというとんでもない映画。主人公をデジタル処理して入れ替え+セリフはスティーブ・オーデカーク一人で全部吹き替えてます。
もーくだらない!すっごい贅沢にCGを無駄遣い(あんなおバカなシーンであんなにすごいCG使うなんて、っていうのばっかり(笑))、胴体に穴があいちゃうとか赤ちゃんが○○だとか、マンガでもあり得ないと思うほどの荒唐無稽ぶり。でも、一生懸命作ったのはよく分かるんだけど、カンフー好きには期待はずれでイマイチ楽しめなかった…。アクションシーンに期待をしなければ十分楽しめるので、くだらないギャグが好きな人・カンフーはあまりという人に特におすすめ。
ティーブ・オーデカークといえば『親指スターウォーズ』などの親指モノで有名だけど、例のアノ顔はこの映画にも出てきます。(笑)
ティーブ・オーデカークは『ブルース・オールマイティ』の脚本もやってたのか!(データ
公式HP http://www.foxjapan.com/movies/kungpow/index2.html