『墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便』飯塚訓

8月12日は日航機が御巣鷹山に墜落した日。「Hugo Strikes Back!」の記事「御巣鷹山の暑い夏」の中で紹介されていたので、図書館で借りて読んでみた。
「520人、全遺体の身元確認までの127日を最前線で捜査にあたった責任者が切々と語る!人間の極限の悲しみの記録。」という本の説明どおり、人間とは家族とは考えさせられる1冊。
知人が「あまりにもグロくて気持ち悪くなったから最後まで読めなかった」と言っていたけれど、確かに検視の様子は悲惨で恐ろしい話ばかり。衝撃で中身が全て出てしまって皮だけになってしまったとか、人の頭の中に他の人の頭が入ってしまい、目が3つになっていたとか…。
だけど、読んでみたらそんな描写よりも、突然理不尽な事故で家族を失った遺族達の悲しみがひしひしと伝わってきて、読み進めるほどに涙が止まらなくて、鼻かみながら読んでました。
それにしても、この事件に関わった警察官や自衛官、医師や看護婦など多くの人のプロ魂に感服させられました。彼らの仕事がなかったら、お葬式さえあげられなかった家も多かったんじゃないかな…。
ps:事故関連の本をもう1冊借りてきたんだけど、仕事が終わらないと読めないー;

日航機墜落事故関連:
日航機墜落事故
http://www.goennet.ne.jp/~hohri/n-index.htm
日航ジャンボ機墜落事故ボイスレコーダー音声
http://popcorn-t.hp.infoseek.co.jp/
私記御巣鷹山航空機墜落事故:当時検視した医師の記録
http://st.jpn.org/~maecato/katsudo/nikko_S.htm
御巣鷹山墜落事故の真実
http://cat.zero.ad.jp/~zak46939/_osutaka/osutaka.html
御巣鷹山悲劇の真相
http://www1.odn.ne.jp/~cck42770/